なか卯、24時間営業廃止

Uncategorized
2025年5月9日、丼・うどんチェーンの「なか卯」は、清掃強化を目的として24時間営業を廃止し、同年5月15日から一部店舗を除く全店で23時間営業へと移行することを公式に発表した。これにより、毎日午前3時から午前4時までの1時間、営業を休止し、集中的な清掃作業を行う時間を確保する方針。

発表の背景

この決定の背景には、同じゼンショーグループの牛丼チェーン「すき家」で発生した異物混入事件が影響している。2025年3月、鳥取市内のすき家店舗でみそ汁にネズミが混入する事案が発覚し、さらに東京都昭島市内の店舗では商品にゴキブリが混入する事例も報告された。これらの問題を受けて、すき家は3月31日から4月4日まで国内全店舗を一時休業し、4月5日からは一部店舗を除き24時間営業を取りやめ、23時間営業に切り替えた。 

24時間営業の見直し

なか卯の広報担当者は、すき家での異物混入騒動がきっかけの一つであることを認めつつも、主な目的は店舗水準の向上であると説明している。営業中では清掃が難しい調理機器の裏側などを、営業を休止する1時間の間に従業員が清掃することで、衛生管理を徹底する意向。 
このような24時間営業の見直しは、なか卯やすき家に限らず、外食業界全体で進んでいる。人手不足や深夜帯の需要減少、コスト削減などの理由から、多くの飲食チェーンが営業時間の短縮を検討・実施している。



なか卯公式サイト
https://www.nakau.co.jp/jp/index.html

コメント

タイトルとURLをコピーしました