２０２５年５月現在、大阪・関西万博のチケット予約システムに関して、来場者から多くの不満や混乱の声が上がっている。「並ばない万博」を掲げた運営側の目標とは裏腹に、実際には予約の複雑さやシステムの不備が問題となっている。
予約システムの主な問題点
1. 複雑な予約手順
万博の来場には、以下の予約が必要。
•チケット購入
•来場日時の指定
•交通手段（シャトルバスなど）の予約
•パビリオンの事前予約
これらの予約はそれぞれ異なるシステムやアプリを使用する必要があり、特に高齢者やITに不慣れな方々にとっては大きな負担となっている。
2. 当日予約の混雑と行列
会場内には当日予約用の端末が設置されていますが、これらの端末を利用するために長蛇の列ができており、「並ばない万博」のコンセプトとは逆行している。
3. 予約枠の転売問題
一部の人気パビリオンでは、無料で取得できる予約枠がインターネット上で転売される事例が報告されている。これは、予約システムが個人認証と紐づいておらず、QRコードが静的であるため、スクリーンショットやコピーが容易であることが原因とされている。
4. 個人情報保護への懸念
チケット購入時に必要な「万博ID」の取得には、公式サイトの個人情報保護方針への同意が求められる。これに対して、一部の利用者からは個人情報の取り扱いに対する不安の声が上がっている。
改善に向けた提案と対策
これらの問題を解決するためには、以下のような対策が求められる。
•本人認証の強化：予約時にLINE認証や顔認証を導入し、転売を防止する。
•ワンタイムQRコードの導入：一定時間で無効化される動的なQRコードを使用し、不正利用を防ぐ。
•AIによる不正検知：同一IPからの大量予約や異常なアクセスを検知し、対策を講じる。
•利用者への啓発と報酬設計：正規利用者への特典や違反者へのペナルティを明確にし、公平性を保つ。
関連動画
以下の動画では、実際の来場者の声や現地の様子が報じられています。
動画元https://m.youtube.com/watch?v=JRp5FoCku4Q&utm_source=chatgpt.com
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