弾道ミサイル、イスラエルに着弾！？

２０２５年５月４日、イエメンのフーシ派が発射した弾道ミサイルがイスラエルのベン・グリオン国際空港付近に着弾し、少なくとも６人が負傷。

事件の概要

２０２５年５月４日、イエメンのフーシ派が発射した弾道ミサイルがイスラエルのベン・グリオン国際空港付近に着弾し、少なくとも６人が負傷。空港の運航が一時停止し、周辺に大きなクレーターが形成された。イスラエル軍は、ミサイルが迎撃されなかったことを確認しており、これは最近の攻撃の中で初の事例。  
フーシ派は、この攻撃がガザでのイスラエルの軍事行動に対する報復であり、パレスチナ人への連帯を示すものと主張。彼らは、ベン・グリオン空港がもはや安全ではないと警告し、さらなる攻撃の可能性を示唆している。 
この攻撃を受けて、イスラエルのネタニヤフ首相は、フーシ派およびその支援国であるイランに対して報復措置を取ると表明。また、複数の国際航空会社がテルアビブへのフライトを一時的に停止するなど、地域の緊張が高まっている。 

イスラエルとフーシの関係とは？

イスラエルとイエメンのフーシ派との間では、２０２３年１０月のハマスのイスラエル攻撃以降、緊張が高まっている。フーシ派はガザ地区でのイスラエルの軍事行動に対する報復として、イスラエル本土へミサイル攻撃を繰り返している。これに対し、イスラエルはフーシ派の軍事拠点への空爆を実施するなど、報復措置を取っている。 
２０２４年１２月２６日には、イスラエル軍がイエメンの首都サヌアの国際空港や発電所、港湾施設などを空爆、フーシ派の軍事インフラを標的とした。この攻撃により、少なくとも９人が死亡した。 
一方、フーシ派はイスラエルへのミサイル攻撃を継続しており、２０２４年１２月２１日にはテルアビブへの攻撃で１６人が負傷した。  
イスラエルのネタニヤフ首相は、フーシ派およびその支援国であるイランに対して報復措置を取ると表明しており、地域の緊張がさらに高まっている。